Blogista

LoLをしながら社畜しながら生き抜く話

【WoTb】WoT Blitzというゲームが本家WoTよりも良かった点

 初めての記事として何を書こうか色々と迷ったわけだが、これまでの人生で最も時間を割いたゲームであると同時に、何故か事あるごとにPC版WoTと比較され、本家のダシとして引用されるスマホゲー、「World of Tanks Blitz(以下blitz)」について書こうと思う。

 

f:id:pythonistaEA:20181106014627j:plain

reference:World of Tanks Blitz Wiki*

 

WoTbとWoTの違い

 青虫の記事あたり読めば良いのでここはさっくりと。

良かったこと

  • グラフィックの綺麗さ
  • 制限時間が長いからそこまで急がなくていい
  • ミニマップにポチポチがついてる 

苦労したこと

  • 視認範囲が大きい
  • マップが広くてどこで戦えばいいかわからない
  • 6感なしの状態が超きつい
  • 自走がうざい
  • 芋が強くて前に行き辛い
  • 射線の通りがわからず射線管理ができない
  • Tier±2マッチング

 reference:blitzから本家WoTに移行して思ったこと - AOMUSHI’s diary

  この記事以外にも違いはいくつかあるのだが、大きな観点としてまとめると本家WoTとスマホ版blitzの差異は以下の3点だ。


・1.ゲーム性の不条理さ

 基本的には本家が14対14に対し、blitzは7対7。オンラインゲームはプレイヤー数が少ない方が自身が試合に与える影響力が増えるため、度合いで言えばblitzの方が不条理は少ない。DPMの高い中戦車や、装甲に優れた重戦車に乗りながらプラトーンを組めば比較的容易に勝率60%をたたき出すことも難しくない。

 

 また、本家WoTで度々話題に上る「自走砲」が存在しないのも魅力の一つだろう。理不尽なダメージや撃破が弾薬庫が爆発して突然死以外はない(それも十二分に理不尽ではあるが)。制限時間も10分も相まって比較的サクサクと試合をこなすことができる。


・2.ゲームシステムの多様性/複雑さ

 本家で筆者が最も面倒に感じたのが「搭乗員スキル」システムだった。ざっくり説明すると、本家では戦車の搭乗員一人ずつに固有スキルを覚えさせることができるのだが、それが中々に時間と手間がかかる。それだけならひたすらゲームをやり込めで済むのだが、第六感を始め取得しないと明らかに先頭に不利なスキルが存在する。これが結構しんどかった。WoTbも本家と変わらず搭乗員スキルはあるのだが、戦車ごとにひとまとめにしてあり、とりあえず乗っていれば経験値が溜まっていく。どちらかと言うとポケモンのレベル感覚で済んだのはblitzが程よくスマホナイズされた点だと思う。

 

 また、ゲームモードについてだが、現在WoTbにあるのは陣地が1つだけの「遭遇戦」と、複数の陣地を取り合う「優勢戦」(バトルフィールドでいうコンクエスト)の2種類のみ。一方本家では通常戦、遭遇戦、強襲戦、グランドバトルの4種類となり、ゲームモードの種類がかなり多い。加えて、チームバトルや拠点戦という、ゲームの結果で陣取りボードゲームをやるシステムも存在し、どっぷり浸かる楽しみはあるものの、初心者が足を踏み入れるにはいささか敷居が高い。

 

 これらより、WoTbの方が試合そのものに没入することができるように本家から様々な要素が排除されてスッキリしており、単純に戦闘を楽しむことが容易であることが分かる。


・3.グラフィック

 PC版の美麗なグラフィックは魅力的で、プレイの動機にすらなりえる人もいるだろう。blitzもスマホゲームの中では非常にグラフィックは良く、待機画面で戦車を眺めるのも悪くない。それでもやはりPC版には劣る。

 

 さらにblitzにおいては最近オリジナル戦車も多く、それが嫌な人も少なからず存在する。「いや本家もオリジナル戦車多いよ」という声も聞こえてきそうだが、ペーパープランな戦車という以前に、多ジャンルとのコラボ戦車が多く、どことなくSF感漂うのが正直な感想だ。下の戦車は映画「マッドマックス怒りのデス・ロード」の車両デザイナー、ピーター・パウンド氏とのコラボ戦車。うん...。戦車だ...。戦車だけども!と言いたくなる。

f:id:pythonistaEA:20181106020051j:plain

reference:Halloween zasáhne Blitz tanky skutečným šílenstvím | Chip.cz - recenze a testy

  身も蓋もないことを言ってしまえば、史実に忠実な戦車が見たい人はWar Thunderの方が良いかもしれない。

まとめ:WoTbの方が良いところ

 自分で項目を分けて言うのも何だが、結局のところ「1.自身が試合結果に関与しやすい。2.ゲームシステムの複雑さが丁度よい。3.グラフィックはそこそこある。」というWoTbの特徴と自身の嗜好とが合致しているのが一番の理由なのだろう。

 本家も1000戦ほどプレイしたが、blitzよりも開発に手間がかかる上、個人的にこのゲームの醍醐味と考えている「チーム内で連携をとりながら勝利を目指す」レベルまで到達するのにかなりのリソースが必要になる。blitzならば無課金でも数か月続ければTier10まで開発できる上、クランに入って本人が望めば気軽に通話しつつトーナメントにも参加できる。グラフィックに至っては戦車が例え箱と棒で描画されていても構わない程度に執着がない。

これらに加えてスマホタブレットでもプレイできる手軽さも相まって結局4万戦もダラダラと惰性で続けている。

 

---

2019/04/07 思いのほかアクセスされたため、一部更新